佐々木譲『白い殺戮者』

佐々木譲の小説はこれまでにもずいぶん読んだけれど、これはかなり毛色の変わった作品。北海道北部の宗谷本線沿いの架空の町・北士別の町史の執筆を依頼され、酷寒の町を訪れたライターが人や家畜の相次ぐ凍死事件に遭遇する。超常現象を扱ったモダンホラーというべき作品だが、面白くて一気に読んだ。

白い殺戮者 (徳間文庫)

白い殺戮者 (徳間文庫)