こういう夏を思わせる日には、やっぱりこの曲が聴きたくなる。
キャンディーズの夏歌といえば、「暑中お見舞い申し上げます」が有名だが、僕としては断然こっち。とにかく、さわやか!
作詞・作編曲を担当した穂口雄右氏によれば、この曲はもともとキャンディーズのために書かれたものではなかったといい、主人公は「僕」つまり男の子の視点で書かれている。
「砂の上にかみを広げて、寝転んで、夢を見て〜♪」という部分、「紙を広げて」だと思っている人もいたみたいだけど、「髪を広げて」です。1970年代は男子も髪が長かったのだ。
この曲に関しては残された映像があまり多くないのだが、その中ではやっぱりこれが一番好きかな。
スタジオ版はバックがエレクトリック&アコースティック・ギターにオルガン、ベース、ドラムだけでホーンセクションが入らないシンプルなバンド・サウンドなのだが、テレビ出演時はこんな風にビッグバンドをバックにして、ちょっとのどかな感じのアレンジになってしまう。当時はバックの演奏など気にしていなかったが、今では違いがけっこう気になる。
やっぱり、専属バックバンドのMMPがついたライヴ・ヴァージョンが断然カッコイイ。