多摩動物公園のサバンナで飼育されているシロオリックスの子どもたち、ブッシュ♂とサクラ♀が今月3日にサバンナデビューした。
ブッシュ。耳に緑色のタグ。
サクラ。耳に赤いタグ。
3月15日生まれのブッシュの母親ブルームは子どもの時にシマウマとの接触事故で右角を失い、ユニコーン状態なので、すぐに見分けられる。そのブルームの母親のブランチは先月、やはりシマウマとの接触事故で死亡。
(ブルーム・ブッシュ母子と母親のいないサクラ)
ブッシュより半月遅い3月29日生まれのサクラは生後1カ月半の5月12日に母親サフランを亡くし、無事に育つか心配したが、すくすくと成長してはいるようだ。
ブッシュは今も母親と寄り添い、一方のサクラはひとりぼっちで歩き回っているのを見ると、やはり不憫だ。
ダチョウさんにご挨拶。
ブッシュがサクラのそばにやってきた。
今でもブッシュに比べると、サクラはだいぶ体が小さい。これが誕生が半月違いの差、あるいはオスとメスの差なのか、それとも十分な母乳をもらえなかったことが影響しているのか、そこは分からない。
ブッシュがサクラと行動をともにすることが多いようなので、見ているほうもちょっと救われる。
そのシロオリックスの群れに9月24日、羽村市動物園から3歳のメス「ミルクティ」が仲間入りしたそうだ。体の色からのネーミングだね。