多摩動物公園のヤギのうち、オス3頭が夏の間、本来のヤギ舎を離れ、カリガネ舎や旧モウコノウマ舎の草刈り作業に従事していた。しかし、そのどちらからも姿が見えなくなったので、今度はどこへ行ったか、と思い、とりあえず、心当たりのあるサル山のある谷戸の奥の急斜面を見にいった。ここにはかつてヤギがいたことがあるのだ。
やっぱりいた。雑木林の急斜面。知らなければ、家畜というより野生動物に見える。
でも、首から名札をぶら下げているところなど、やっぱり家畜だ。
オトナの牡ヤギで唯一去勢されていないダイだけは本来のヤギ舎でのんびり。
でも、ヤギとしてどちらの生活が充実しているか、というと草刈り隊の方のように思う。
カモシカのコタロウも地面がコンクリートで覆われた飼育舎よりはこういう環境で遊ばせてやりたい。多摩動物公園には雑木林はいくらでもある。