せたがやふるさと区民まつり

 今日から8月。それを待っていたかのように、自宅の周りでツクツクボウシが鳴きだした。
 東京は今日も35.3℃の猛暑日岐阜県多治見市ではこの夏全国最高の39.9℃を観測したそうだ。
 昨夜、苫小牧沖で火災を起こした大洗〜苫小牧のフェリー。乗客は全員が救助されたが、乗組員1名が行方不明になっている。火災発生から一日経ってもまだ鎮火していないようだ。出火元の車両甲板には車両がたくさん積んであったわけだから、燃料に次々と引火している、ということだろうか。
 この航路は2度利用したので、他人事とは思えない。
 「さんふらわあ だいせつ」という船名は知らなかったので、調べてみたら、元九越フェリー(のち東日本フェリーに統合)の「れいんぼうらぶ」(ニューれいんぼうらぶ)として博多〜直江津〜室蘭に就航していた船だと知った。僕は1996年に九州旅行の帰りに博多〜直江津間で姉妹船の「れいんぼうべる」に乗っている。僕が乗った当時は就役したばかりで豪華フェリーだったが、その後、サービス部門が徹底的に合理化されて「ニューれいんぼうべる」「ニューれいんぼうらぶ」と改名し、航路廃止後に商船三井フェリーに移籍し、名前も「べる」が「さんふらわあ しれとこ」、「らぶ」が「さんふらわあ だいせつ」に変わっていたのだった。

 さて、今日と明日は馬事公苑とその周辺で第38回せたがやふるさと区民まつりが開催される。
 暑いなか、行ってみた。
 けやき広場では北海道から沖縄までたくさんの自治体が出店して、地元の特産品を販売している。

 東京農大の食と農の博物館ではクリオネの飼育展示が復活していた。「流氷の天使」などと呼ばれるが、和名はハダカカメガイという身も蓋もない名前。殻を持たない巻貝ということで、要するにナメクジの親戚みたいなものだ。


 僕が行ったのは15時半ぐらい。最初はカンカン照りだったが、雲が出てきた。今日は所により雷雨の予報だったが、それはなかった。
 グラスアリーナでは地元のスポーツ少年団による「軽乗」が行われていた。「軽乗」とは体操競技の「鞍馬」の演技を本物の馬の上でやる、というようなものらしい。









 16時から小学生以下の子どもたちを対象にした乗馬体験もある。





 グラスアリーナのステージでアマチュアバンドの演奏。


 60代のオヤジバンド。いきなりストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」から始まる。なかなかカッコイイ。「夢のカリフォルニア」〜「カリフォルニアの青い空」〜「サムシング」と続き、最後は「ホンキー・トンク・ウィメン」だった。
 こういう曲は昔は若者の音楽だったわけだが、今はほとんど年寄りしか知らない曲になっているのだろうね。


 なかなかいい雰囲気。


 八幡山青年会。軽乗もそうだったが、男子より女子の方が活躍している。


 練習中みたいな服装だけど、これが本番。揃いの衣装とかないのかな。

 グラスアリーナでは庄野真代が「飛んでイスタンブール」を飛び入り(?)で歌っていた。


 アマチュアのおじさんたちもそれなりに上手かったが、やっぱりプロは違うね。

 心配された雷雨はなく、夕陽が顔をのぞかせた。

 明日のフィナーレは岡本真夜のコンサート。
 この祭りには馬のマスコットキャラクターがいて、去年は会場で子どもたちの人気を集めていたが、今日は見かけなかった。猛暑で“中の人”の生命を危険にさらす恐れがあるからか。たまたま出会わなかっただけで、どこかにいたのかもしれないが。熱中症にはくれぐれも気をつけましょう。