ニホンオオカミ

 7月も終わりだが、今日の東京は気温35℃の猛暑。5年後の今頃はきっとこんな猛暑の中で東京オリンピックが開催されているわけだ。選手や観客が熱中症でばたばた倒れる、なんてことにならなければいいが…。前回みたいに秋にやればいいのに、と思う。
 それにしても競技場問題にエンブレム問題まで出てきて、いろいろ大変だ。

 さて、最近、ネタ切れ状態が続いているので、今日も国立科学博物館の蔵出し写真。
 ここに展示されている世界の動物たちの剥製群は質量ともにすごい。上野動物園の懐かしい動物たちも剥製になって、展示されているものが少なくない。


 そんななかでも貴重なのが絶滅したニホンオオカミの剥製。
 確実なところでは1905年に奈良県で捕獲されたのが最後の個体。その後もオオカミを見た、という情報は各地であるらしいが、生存の確かな証拠は見つかっていない。でも、どこかで生きていてほしい。

 これは福島県産のオスらしい。意外に小さくてかわいい。

 上野動物園では1892年までニホンオオカミを飼育していたそうだ。写真も残っていないらしいけれど。

 ニホンオオカミより同館に展示されている秋田犬のハチの方が立派に見える気がしないでもない。

忠犬ハチ公の剥製)