遠吠えオオカミ

 多摩動物公園タイリクオオカミ
 兄弟姉妹ばかりの不自然な群れは両親の死後、内部闘争が激化し、10頭の群れはいくつかのグループに分かれてしまった。
 現在、大放飼場に出ているのは4頭のみ。ちょっと寂しい。
 その4頭が遠吠えを始めた。

 数が少ないと、かつての凄味もちょっと薄れた。





 室内に隔離されているグループも呼応して、遠吠えが聞こえてきた。
 かつて群れの中で掟を破り、制裁を受けて耳がこんなことになってしまったネロ。