オランウータンの夏祭り

 三連休の真ん中の日曜日。多摩動物公園のオランウータン舎では夏祭りイベントが行われた。

 14時前に行ってみると、飼育員さんがスイカなどのフルーツやかき氷、団扇やハッピなどのグッズを準備しているところで、たくさんの人が集まっていた。


 まずキキ&リキ母子が出てきて、続いてジプシー、さらにジュリー。イベントの少し前に地震があって、ジプシーが出てこないのでは、と心配されたが、ちゃんと出てきた。
 キキが一番乗りで、フルーツのある台へ。


 ジプシーもやってきた。

 ばあちゃんはかき氷を食べる。


「きょうはずいぶん豪華なおやつだねぇ。一体何があるんだい?」

「これは何だろうね?」

 もうひとつの台ではジュリーとリキが夏のグルメを堪能中。

「トウモロコシ、おいしいねぇ」

 ジュリーが母ジプシーのところへやってきた。ジュリーが苦手らしいキキはそそくさと逃げる。

「あんた、そのスイカ、全部食べるつもり?」

 ジプシー61歳、ジュリー51歳の超高齢母娘。





「わたしゃ、やっぱり夏は氷が一番だね」