滄浪泉園とお鷹の道

 日曜日の午後、また野川の源流方面へサイクリング。
 先月はまだ紅葉には早かった小金井市の滄浪泉園。

 あれからひと月近く経って、紅葉の盛りは過ぎ、まだいくらかは美しさを残しているという感じだった。
 11月の雪景色も見てみたかった。


国分寺崖線の下の湧水池を彩る紅葉。



 おだんご地蔵。

池から流れ出た水は小さな滝となって、庭園の外へ出ていき、野川に注ぐ。

 滄浪泉園をあとにさらに野川の源流へと自転車を走らせ、国分寺市の「お鷹の道」へ。

国分寺崖線の下から湧き出すこの付近の水は「真姿の池湧水群」として 「日本の名水百選」にも選ばれている。





ホタルも生息する清らかな湧水の流れに沿う小径は「お鷹の道」と呼ばれている。

樹上では野生インコが賑やか。ほかにシロハラの声も聞いた。
「お鷹の道」を辿っていくと、武蔵国分寺の前に出る。今はさほど大きな寺ではないが、奈良時代の創建当時は広大な寺域に大伽藍が並んでいたようだ。鎌倉末期の1333年、鎌倉幕府打倒をめざす新田義貞の軍勢と幕府軍が戦った分倍河原の合戦で焼失。


 付近から出土した白鳳時代の観音像。ブラタモリでも紹介されたらしい。


 国分寺の資料館を見学しているうちに、すっかり日が暮れて、帰途につく。
 走行距離39.4キロ。