多摩動物公園のライオンといえば、広々とした放飼場で暮らすライオンの群れをバスに乗って間近に観察するという展示方式を1964年に世界で初めて取り入れたことで知られる。
そのライオンバスの発着場はケニアのナイロビにあるイスラム寺院を模した建築だったが、老朽化にともない建て替え計画が持ち上がり、ライオンバスは昨年3月末をもって、ひとまず運行休止となった。
ところが、東京五輪のあおりか、建設業者が決まらず、工事が始まらないまま、ほぼ1年。ようやく、この春から着工となり、ライオンの展示もしばらくお休みとなっていた。
それが、広い運動場のごく一部を仕切って、再びライオンの展示が再開された。
こんなに狭くなってしまった。
サファリ橋の上から見下ろす形式。
この時はメスだけが5頭出ていた。
お客さんにとっても、ライオンたちにとっても、物足りない環境だが、しばらくは辛抱だ。あと数年?
3月にライオンの赤ちゃんが3頭生まれたという嬉しいニュースも伝わっているが、通常より成長速度が遅いという心配な話も。無事に育って、元気な姿を見せてほしいなぁ。
(おまけ)Alan Gowen & Hugh Hopper/Two Rainbows Daily
5月17日というと、英国のキーボード奏者/作曲家Alan Gowenの命日だなぁ、ということを毎年のように思い出す。
アランが白血病で世を去ったのは1981年5月17日。まだ33歳の若さだった。生きていれば、今年で70歳。まだ70歳だ。
日本では決して知名度の高いミュージシャンではないけれど、ミニモーグ・シンセサイザーを美しく響かせることにかけては彼は抜群だった。
もう1曲。このシンセの音こそ彼の音だ。いきなりドラムソロから始まるんだけど。