日本シリーズ第4戦

 ヤクルトが2勝1分けと優位に立ったオリックスとの日本シリーズ。京セラドームで第4戦が行われた。

 先発はオリックスが山岡、ヤクルトが大ベテランの42歳、石川。

 ヤクルトは1回表、無死一・二塁の先制機に山田、村上、オスナが凡退し無得点。オリックスも1番に起用された佐野皓の二塁打と2四球で二死満塁のチャンスを作るも、杉本が三振で先制ならず。

 3回裏、オリックスは先頭の中川圭が死球で出塁すると、二死二塁から杉本がレフト前に落ちるヒットを放ち、1点を先制。

 1-0で迎えた5回表、ヤクルトは一死から1番・塩見が三塁打。ここで中嶋監督が先発・山岡から宇田川に交代させる。宇田川は2番・山崎、3番・山田を連続三振に打ち取り、無失点で切り抜け、ベンチの期待に応える。6回表も続投した宇田川は2四球で一死一・三塁のピンチを招くが、サンタナ、中村を連続三振に打ち取り、1点リードを守った[。

 7,8回は3番手・山崎颯がいずれも3者凡退に抑え、9回はクローザーに抜擢されたワゲスパックがいきなり二塁打を打たれながらも、後続を抑え、試合終了。オリックス打線はチャンスを作りながらも決定打不足でわずか1得点ながら、4投手の継投でヤクルトの強力打線を6安打無得点に抑えて完封リレー。オリックスがようやく今シリーズ1勝目をあげた。ヤクルト打線も再三のチャンスにあと1本が出ず、日本一に王手ならず。

 育成選手として入団し、2年目の今年7月に支配下登録されて1軍デビューした宇田川が勝利投手。史上最年長の日本シリーズ勝利をめざした石川は1失点ながら敗戦投手。

     123456789 計

    ヤ000000000 0

    オ00100000X  0

      勝:宇田川1勝  敗:石川1敗  S:ワゲスパック1S

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 2019年、20年の日本シリーズソフトバンクが巨人に対して2年連続4連勝という呆気ないシリーズになって、それはそれで痛快だったが、今回はそういうことにならず、まずはよかった。