4月12日の高尾山(後編)

 4月12日(土)に高尾山に行ってきた話の続き。

 大混雑の山頂では足を休めることもなく、奥高尾方面に下り、小仏城山をめざす。

 一丁平の桜並木も見ごろは過ぎかけていたが、それでもいつもより人が多い。

 ここでおにぎり休憩にするつもりだったが、通過。

 45分ほどで標高670メートルの城山に着いた。ここも大賑わいで、座る場所はない。

 城山から見た高尾山。

 花桃がきれい。

 城山でも休憩は諦めて、そのまま日影林道を下る。持ってきたおにぎりは歩きながら食べる。結局、この日は全行程、一度も座ることなくずっと歩き続けた。

 この道では過去にノウサギアナグマに遭遇しているが、トレイルランナーが多くて、道沿いに出ていたとしても逃げてしまうだろう。

 林道沿いには相変わらずタチツボスミレが多いが、女性3人連れがしゃがみこんで「アケボノスミレだ。かわいい」などといって写真を撮っている。紅紫色の花で、一緒に写真を撮らせてもらおうかとも思ったが、この先にもあるだろうと思い、そのまま歩き続けたら、見つけることはできなかった。

 エイザンスミレ。

 キブシ。

 途中から日影沢沿いの道となり、水辺を好む植物が多くなる。

 ネコノメソウ。

 ニリンソウは沢沿いの至るところで群生している。

 麓近くまで下ると、タカオスミレをよく見るようになった。赤茶色の葉が特徴。

 植物観察のガイドツアーらしいグループが何組も歩いている。去年もそうだったが、この林道はスミレなどの観察の定番コースであるようだ。

 見慣れないスミレはあとで図鑑で調べようと思って、とりあえず写真を撮っておく。

 これは聞こえてきたツアーの人たちの会話によれば、マルバスミレというらしい。

 林道を抜け、旧甲州街道に入る。日影バス停に高尾駅行きのバスが2台待っていたが、僕はいつものように歩く。

 中央本線の架線柱でイソヒヨドリがよい声でさえずっていた。

 少し行くと、民家の屋根でもイソヒヨドリ。啼き方がちょっと違うので別個体だと思う。

 もう一羽?

 高尾駅近くの大光寺にて。

 結局、高尾駅には15時頃に到着。京王線で帰る。

 自宅から自宅で31,644歩。