東京は今日も青空で、都心の最高気温は26.8℃まで上がる。3月末に28℃台を記録しているので、もう驚かないが、暑かった。4月でもこのような暑さがこれからは普通になっていくのだろう。
ソメイヨシノはほとんど散って、八重桜とハナミズキ、そして新緑の季節だ。
鉢植えのカシワの花。
(きょうの1曲)天地真理/若葉のささやき
この季節になると聴きたくなる。
4月6日、阪神競馬場のレースで落馬した藤岡康太騎手(35歳)が搬送先の病院で10日に亡くなり、競馬関係者やファンの間に大きなショックと悲しみと喪失感が広がる中、それでも競馬は通常通り開催され、今週は3歳クラシックの第一弾、皐月賞が中山競馬場・芝2000メートルで行われた。今年は牝馬1頭を含む18頭の3歳馬が参戦したが、レース直前に1頭(ダノンデサイル)が右前脚跛行のため競走除外となり、出走は17頭。そのうちのミスタージーティーの鞍上には天国で見守る康太騎手の兄、藤岡佑介騎手の姿もあった。
1番人気は唯一の牝馬で、昨年末の2歳G1ホープフルSで牡馬たちを撃破してタイトルをゲットしたレガレイラ。牝馬が皐月賞を勝てば76年ぶりの快挙となる。2番人気はまだキャリア3戦目ながら、前走・共同通信杯で強い勝ち方をしたジャスティンミラノ。3番人気が昨年の朝日杯を勝った2歳王者ジャンタルマンタル。共同通信杯でジャスティンミラノの2着だったことからこの人気順となった。とにかく、レースが始まれば、安全第一というわけにはいかないのが競馬というスポーツの厳しいところ。勝ち負け以上にすべての人馬が無事にレースを終えてほしいというのが多くの人の願いだったのではないか。
レースはメイショウタバルが超ハイペースで引っ張り、前半千メートルが57秒5。ジャンタルマンタルは3番手、ジャスティンミラノは5番手あたりを進み、レガレイラは後方からのレース。
最後の直線、失速した先行2頭に代わってジャンタルマンタルが抜け出し、後続を引き離したかに見えたが、猛然と追い込んだジャスティンミラノがゴール前で交わし、さらに外から来たコスモキュランダの猛追をクビ差で凌いで優勝。ジャスティンミラノがデビューから3戦目で皐月賞馬となった。勝ちタイムは1分57秒1のコースレコード。1番人気のレガレイラは後方から追い込みを図るも伸びきれず、6着に終わり、牝馬の優勝はならず。
ジャスティンミラノはキズナ産駒。これで3戦3勝。重賞は2勝目。この馬に調教で乗っていたのは亡くなった藤岡康太騎手で、1週前の追い切りにも騎乗していたのだった。鞍上の戸崎圭太騎手が勝てたのは「康太の後押しのおかげ」と語ったのが涙を誘う。
1着ジャスティンミラノ(戸崎) 2着コスモキュランダ 3着ジャンタルマンタル
4着アーバンシック 5着シンエンペラー
これは昨年秋のG1マイルチャンピオンシップ。藤岡康太騎手がレース直前の騎手の負傷で急遽代わりに騎乗したナミュールを勝利に導いた一戦。そして、勝利騎手インタビュー。
JRAの公式ホームページの騎手名鑑からすでに「藤岡康太」の名前が消え、代わりに引退騎手のページにその名があって、亡くなった4月10日付で「引退」とだけ記されているのが悲しい。
東京は朝から雨と風が強く、荒れ模様の天気。桜がだいぶ散った。
日曜日(7日)に蘆花公園の花の丘の後、烏山の寺町へ。
いつもの高源院。
浮御堂には弁財天が祀られている。
亀が列になって甲羅干し。
墓地への通路沿いに野菜畑。
正面の桜は隣の寺のものだった。
高源院の「鴨池」はかつてはコガモの飛来地として知られていたが、ここでコガモを見たことはない。実際、近年は飛来していないようだ。カルガモはいる。
世田谷区の北端に近い高源院まで来れば、次に北に隣接する三鷹市牟礼の「花と緑の広場」に行くのが最近のパターン。
ここは地主さんの好意により土地を無償で借り受けて地元のNPOが花などを育てて公開しているのだが、6月頃、敷地の一部を返還することになり、面積が3分の1ほどに縮小されるらしい。
今年初めてアゲハチョウを見た。
菜の花畑は迷路になっている。
返還された土地はどうなるのだろう。マンションが建ったりすると、だいぶ景色が変わってしまう。
(きょうの1曲)Michel Graillier / Central Park West
満開の桜を見ながら、近所をサイクリング。
世田谷区桜丘の千歳通り、桜のトンネル。
今日はクロスカントリーも行われていた。
大学の馬術部の学生が多く参加しているようで、馬が障害の前で立ち止まってしまったり、騎手が落馬してしまったり、なかなか人馬一体にはなり切れていないケースが目についた。馬を人間の思い通りに走らせるのは難しいということはよく分かった。
これは前日の下見で頑として池に入ろうとしない馬。
本番で池を突っ切るコース設定なので、事前に池が浅くて怖くないことを教え込むわけだが、何度試みても池の手前で立ち止まってしまうのだった。結局、水には入らないまま戻って行った。本番ではどうだったのだろう?
2年目のオステオスペルマムが咲きだした。
庭でまたカナヘビを見る。前回と同じ個体だろう。
(きょうの1曲)村松健/雲の澪を行く