ヤン富田インストア・ライヴ@渋谷タワーレコード

ヤン富田の『ミュージック・ミーム4』(CD+DVD+ブック)を購入した人を対象にしたイヴェントに行ってきた。タワーレコード渋谷店B1のイヴェント・スペースにて。
こういうのは自分と同じ作品をどんな人たちが買ったのかわかって、とても興味深い。いろいろな年代の男女が集まり、会場はほぼ満員。
スタートは18時。まずはヤン富田さんがひとりで登場。仙人のような風貌でありながら、気さくなおじさんでもあるといった印象。最初に『ドゥーピー・タイム2』および『ミュージック・フォー・リヴィング・サウンド』発売中止に関するお詫びから。個人的には『ドゥーピー・タイム2』が2度にわたって発売延期となった挙句に発売中止となってしまったのは非常に残念だったのだけど、ヤンさんが『ドゥーピー・タイム3』は作りますと宣言していたのが嬉しかった。楽しみにしています。
そして、ヤンさんが何やらややこしそうな機械を操作しながら音を出す。脳にグイグイ食い込んでくるような電子音の洪水。ヤンさんの音楽というのは実験的でありながらポップでもあり、音楽の最先端を究めるようでありながら、とてもノスタルジックでもあるという不思議なものなのだが、これもまさにそんな感じ。「機械が泣いているの、わかる?」なんていうヤンさんのMCが入る。
しかし、一体いつまで続くのか、とたぶん誰もが思い始めた頃に、Doopeesのスージー・キムさんとキャロライン・ノヴァクこと大野由美子さんが登場して、「Love Songs」。さらに小泉今日子のカバー「Moon Light」。続いてNaivesのレパートリーである「フォーエバー・ヤング」。本来はいとうせいこうのポエトリー・リーディングと高木完のラップのパートをキャロライン&スージーで。うーん、いいなぁ。それにしても、ヤンさんの出す音というのはどうしてこんなに懐かしいのだろう。こんな風に感じるのは僕だけなのか、それともみんなに共通しているのだろうか。
「フォーエバー・ヤング」のエンディングあたりで、なんとステージにいとうせいこう高木完の両氏まで登場。ヤン、いとう、高木のNaivesが揃ったところで、改めて「フォーエバー・ヤング」。
さらに『ミュージック・ミーム4』の制作に関わった方々が次々と紹介され、最後にヤンさんのアコースティック・ギターをバックに全員で「だいじょうぶ」。なんだかぐっとくるなぁ。
アンコールはヤンさんがひとりでスティール・パンの独奏。終わったのは19時15分ぐらい…だったかな?
生ドゥーピーズが見れたのが個人的には最大の収穫だった。


Music・Meme4 VARIATIONS(DVD付)

Music・Meme4 VARIATIONS(DVD付)


フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2

フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2

DOOPEE TIME

DOOPEE TIME

フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム 3

フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム 3