Acoustic Asturias


 今日は池袋のシャロンゴスペルチャーチでアコースティック・アストゥーリアス(アコアス)のライブ。このグランドピアノもパイプオルガンもある教会でのアコアス・ライブは昨年4月以来2度目。教会側の都合なのか、ちょっと早目の17時開場、17時半開演。
 メンバーは大山曜(ギター)、川越好博(ピアノ)、筒井香織(クラリネット&リコーダー)、テイセナ(ヴァイオリン)の4名。そして、ゲストとして2回目の登場となる星衛(チェロ、篠笛)。

 第一部は4人での演奏。ギター以外は完全な生音
WATARIDORI」〜「Global Network」。続いて3曲目はCREAMのカヴァー「White Room」。そして、筒井さんの作った新曲「柔らかな回廊」。当初は大山さん曰く演奏は無理というほどの超難曲だったそうだが、改良を重ねて、ようやく初公開となったとか。アコアスのライブでは大山さん以外はほとんど喋らないのだが、今日は珍しく筒井さんがこの曲について語る。数年前、アコアスが南フランスとイタリアをツアーした時、ハードスケジュールで疲れきった状態で訪れた美術館で、疲労のあまり床が揺れているような感覚を味わったそうで、それを曲にしてみたとのこと。すごくカッコイイ、でも難しそうな曲。筒井さんと川越さんは譜面を見ながら演奏しているが、ヴァイオリンのテイさんの前に譜面台はナシ。歴代のヴァイオリン奏者は皆、前に譜面台を置いていたけど、テイさんっていつも譜面ナシだっけ? まぁ、譜面の有無にかかわらずメンバー全員がレパートリーは頭の中に入っているのだろうけれど、これだけ難度が高く複雑で長い曲ばかりだと、譜面のあるなしで安心感が全然違いそうではある。
 5曲目は「凍てついた記憶」。

そして、前半最後は「ルカ組曲」。ここまで50分ほど。

 20分の休憩をはさんで始まった第二部はまず4人で「Marching Grass on the Hill」。そして、スペシャルゲストの星さんが大山さんに紹介される前に出てきてしまう。
 チェロを加えた特別アレンジの「Distance」。ピアノの超絶イントロに続いて本来ならヴァイオリンがテーマを奏でるところを今日はチェロで。中間部にもチェロのアドリブ・ソロをフィーチュアして、聴きどころいっぱいの演奏だった。
 続いて某大学のホームページ用に依頼されて作ったという「冬」という曲。ゆったりとしたロマンティックな曲。
 次は和風の「邂逅」。星さんはチェロ奏者であると同時に東京都の無形文化財であるお囃子の笛方として篠笛(日本伝統のいわゆる横笛)の名手でもあるので、ここでは本来、筒井さんのリコーダーのパートを篠笛で。ものすごいパワフル。

 盛大な拍手に送られて星さんが退場し、再び4人で「Perpetual Motion」、「黄原の舞」。

 ここでメンバー紹介。再び筒井さんがマイクを持つ。さらに各メンバーのライブ告知では川越さん、テイさんもそれぞれに。テイさんが喋るのは初めて聞いた気がする。
 そしてラストは「Rogus」だった。

 もちろん、アンコール。再び星さんも加えて、チェロをフィーチュアした「Cryptogam Illusion」。そして、最後は4人だけで「Legend」をやって、20時前に終演。

Bird Eyes View: Acoustic Asturias

Bird Eyes View: Acoustic Asturias

Marching Grass On The Hill

Marching Grass On The Hill

レジェンド・オブ・ゴールド・ウィンド

レジェンド・オブ・ゴールド・ウィンド