周囲の山々では野鳥たちのコーラスが始まっている。
ミソサザイ、オオルリ、アカハラ、センダイムシクイ、ウグイス、マミジロ、ヒガラなど。アオゲラも鳴いているし、ドラミングも聞こえる。
初めてこのイベントに参加した時、一番感動したのがこの時間だった。しんと静まり返った山々で最初の一羽が目を覚まして一声鳴くと、それで次の一羽が目を覚まして声を出す。また一羽、さらに一羽と声が増えていって、やがて山全体が鳥のコーラスで満ち溢れていったのだった。
今日もたくさんの小鳥たちが鳴いているが、あの時ほどではない。種類も少ないような気がする。ヨタカもトラツグミもアオバトも声が聞こえない。
ただアオバトは山の上のサワグルミの木に3羽いるのが望遠鏡ではっきり見ることができた。「アーオ、アーオ、オーアーオ」という、あの不思議すぎる声は出さず、のんびり花を食べている。緑色の美しいハトで、海水を飲む習性があることで有名。
(ちょっと反則で、これは井の頭自然文化園のアオバト)
森林館にもキセキレイやミソサザイがやってきた。
昨夜テンが出てきた森林館裏の斜面にはカケスがたくさん来て、パンくずなどを食べている。リスも出てきた。
(画面中央にリスが写っているのですが…)
コゲラが開けた穴をコガラが乗っ取って、巣材を運びこんでいる様子も観察できた。
6時半頃からまた野外散策。昨日と同じように三頭大滝まで往復してきた。
姿を見たのはヤマガラ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、キセキレイ、ミソサザイ、キクイタダキ、センダイムシクイ、オオルリ、ヒヨドリ、トビなど。
声だけ聞けたのはウグイス、アオゲラ、ヤブサメ、ツツドリ、コゲラ、メジロ、ソウシチョウなど。
(フデリンドウ)
10時頃、森林館に戻って、このイベントも終了。
解散後、まだ帰りたくない気分だったので、山の中をもう一巡してきた。朝に比べると、野鳥の声も少なくなって、ヒガラ、オオルリ、ミソサザイが目立ったくらい。あ、あとアオバトも鳴いていた。
昼過ぎのバスで山を下ってきた。