ラン科の植物、ネジバナが花をつけた。これから螺旋状に咲いていく。
この花を初めて見たのは北海道の知床半島だった。知床五湖へと通じる道を自転車で走っている時に道端に咲く小さなピンクの花が目にとまったのだった。
その後、やはり北海道の日本海に面した何もない原野をひたすら北へ続く道道１０６号線を走っていた時にも稚内市にさしかかるあたりで、この花を見つけた。
（北海道道１０６号線。ネジバナは僕の中でこんな風景の記憶と結びついている）
それがまさか自宅にも咲いていたとはその時はまったく気がつかなかったが、雑草のように勝手に生えてくるネジバナ、年々数が増えているように感じる。
