また3月11日がめぐってきた。
東日本大震災の発生から2年が経った。でも、あの日に始まった震災はいまも現在進行形だ。
あの震災の後、それまで大した根拠もなく、なんとなく信じていたものが、ずいぶん揺らいだり、崩れたりしてしまった。
あの日を境に、これまでとは違う時代に突入した。そう感じる。
この国を動かす人たちの多くはそうは考えていないようだけれど…。
福島の原発についていえば、まだまだ数十年も続くのだという。僕が生きている間にはこの震災は終わらない、ということだ。これから生まれてくる子どもたちだって震災の影響を受けるし、いろいろと彼らの力を借りなければならないのかと思うと、本当に申し訳ない、と思う。
火山の噴火や地震の多発する日本列島は現在進行形で大地が姿を変えていく、地球上でも原発設置に最も不適切な地域だったのだなぁ、と改めて思う。
放射能で汚染された土壌の行き場も定まらないままだが、原発推進を主張する政治家は、私の地元(選挙区)で引き受けます、と宣言してみてはいかがでしょう。それはたぶん言わないのだろうけれど…。
(小田急線・祖師谷大蔵駅前。2011年3月撮影)
いずれにしても、ウルトラマンのようなスーパーヒーローが存在しない中で、僕らは自分たちだけでこの苦境をなんとか乗り越えていかなければならないのだろう。