ニホンカモシカ

 井の頭自然文化園で昨年8月1日に生まれたニホンカモシカの子ども♂が5月26日に多摩動物公園に移動となった。まだ1歳の誕生日も迎えないうちに両親と別れての旅立ち。たぶん永遠の別れ。

(母親の小雪と息子)
 子どもには名前も付いていなかったから、生まれた時からすでに移動が決まっていたのだろうか。母親の小雪が多摩から井の頭へ移動してきたので、子どもが生まれたら多摩へ返すという取り決めだったのかもしれない。

 2012年生まれの子どもは2か月の命だったので、2013年生まれの男の子が元気に育ってくれただけでもよかったのかしれない。
 それにしても、多摩動物公園の方ではカモシカが移動してきたという告知がまだない。多摩にはやはり井の頭生まれの異母姉チハルが1頭で暮らしていたが、どうなるのだろう?
 
 とにかく、井の頭ではまたチビスケと小雪の夫婦だけの生活に戻った。



 でも、今年もまた赤ちゃんが生まれる可能性もあるというから、それもちょっと期待したい。

 多摩動物公園からはチーターのスミレ(11歳)とアネモネ(1歳)の母娘が揃って和歌山のアドベンチャーワールドに移動するようだ。予定日は16日。アネモネは斑点が繋がって縞模様になった稀少なキングチーター(♀だからクイーンチーターか?)。