虫たちの冬

 庭で動かなくなったオオカマキリ♀を見つけた。
 昨日の朝、花壇の一部に今年初めて霜が降りていたから、その冷え込みで寿命が尽きたのだろう。もうこの世での役目を立派に終えて、あとは土に還るばかり。土に還るのも自然界では大切な仕事だ。

 来年にはまた彼女の子孫がどこからか続々と誕生してくるのだろう。
 こちらは一足先に生を終えたオンブバッタのメス。すでに土に還りつつある。

 さらにこちらは時季外れのチビカマキリ。

 多摩動物公園の昆虫生態園の温室では飼育する蝶の天敵で、本来、いてはいけないカマキリの子どもたちが季節を問わず、たくさん見られる。