週末に行ってきた檜原・都民の森の話の続き。
12日の土曜日、都民の森の野外観察から森林館に帰ってきたところから。
16時から星空観察ボランティアの方による冬の星座やふたご座流星群などに関するレクチャー。
さらに麓の製材所の材木置き場で発見され、都民の森で預かったヒナコウモリ11匹の観察。すべて雌で、うち2匹は出産経験があることがわかったという。
ネットの中に11匹のコウモリが身を寄せ合っている。完全に冬眠モード。
1匹を取り出して、じっくり観察。けっこう鋭い牙がある。
冬眠中でなければ、こんなことはできない。暴れて、すぐに脱臼し、死んでしまうという。
森林館にはヒナコウモリ用の巣箱が2カ所にあり、1つはすでにコウモリが入っているが、1つは空いているので、観察終了後、全部その中に入れる。そこに棲みつくか、出ていくかはコウモリ次第。
宿泊施設のない都民の森は夕方には閉園し、奥多摩周遊道路も夜間閉鎖となるので、日没の頃にはこの山の中には我々だけとなる。
イベントのために延長営業のレストランで夕食。「舞茸天ぷら蕎麦」と「ジャガイモねぎ味噌」を注文。
あとは研修室の窓から夜行性動物の観察。
17時45分にテンが登場。しかし、すぐに姿を消す。
それからしばらくは何も出てこなかったが、1時間ほどしてまたテンが出てきた。
体は黄色で顔は白。完全に冬毛になっている。
ところで、動物観察と並行して星空観察もするはずだったのだが…。昼間はあれほど晴れていたのに、すっかり曇ってしまった。今年3月の観察会では昼間は雪だったのに、夜はすっかり晴れてきれいな星空が広がったのだが、今回は逆だった。ということで、星空はまるで見えず。空を見上げていたら、真上を低空飛行でヒナコウモリが飛んでいった。今夜は冷え込みが厳しくないので、餌となる虫もまだ飛んでいるのだろうか。
ということで、再び屋内に戻って動物の訪れを待つ。
19時48分にタヌキが出てきた。数分で姿を消す。
この後、何度かタヌキが出たりしたが、僕は睡眠不足で、眠くなったので、早めにシュラフに潜り込み、そのまま寝てしまった。
深夜になって、ハクビシンが登場し、同時に出てきたテンを何度も追い払ったり、タヌキ2匹が出てきたりということがあったらしい。また真夜中にわずかな時間だけ雲が切れて星が見えて、流れ星をいくつか見たという人もいた。
翌日の話はまた明日。