CS、順当で望ましい結果

 プロ野球クライマックスシリーズ(CS)、ファイナルステージ。
 セ・リーグは昨日、リーグの覇者・広島カープが3位から勝ち上がってきたDeNAベイスターズを8−7で破り、通算4勝1敗で日本シリーズ進出を決めた。ぶっちぎりで優勝したカープ日本シリーズに出られない、しかもシーズンで5割に届かなかったベイが日本シリーズ進出なんてことはあり得ないと思っていたので、これは順当な結果である。

 一方、パ・リーグ。レギュラーシーズンで大接戦の末、奇跡的な逆転優勝を遂げた日本ハムファイターズが3勝2敗で迎えた今日の第5戦。ソフトバンクホークスに初回4点を先制されながら中盤で逆転し、最後は3番指名打者で出場していたエース大谷翔平が登板して相手打線を三者凡退に抑え、ファイターズが7−4で勝利。こちらも順当にリーグの覇者が日本シリーズに進出決定。大谷は自身の持つ日本最速を更新する球速165キロを3回記録。もう野球漫画の世界だね。

 とにかく、興行ビジネスとしてのプロ野球には意味があるのかもしれないが、スポーツとしての野球ではナンセンスとしか言い様がないクライマックスシリーズで今年も両リーグの優勝チームが勝ち上がったことは喜ばしい。