牝馬3冠の最終戦、秋華賞。京都競馬場・芝2,000メートルに3歳牝馬18頭が出走。
前哨戦ローズSを快勝し大本命になるはずのオークス馬シンハライトが屈腱炎による戦線離脱で、1番人気に推されたのは、オークス3着で紫苑Sを勝ったビッシュ。2番人気には桜花賞馬で骨折による休養から復帰したジュエラー。3番人気は夏に力をつけ紫苑S2着でG1初挑戦のヴィブロス。
レースは中団を進んだヴィブロスが3コーナーから徐々に進出。最後の直線では鋭い差し脚で先行勢をまとめて交わして快勝。三冠レース最後の一冠を手にした。1番人気のビッシュは10着に終わる。
ヴィブロスはディープインパクトの娘。4年前の牝馬3冠レースですべてジェンティルドンナの2着だった姉ヴィルシーナの無念を晴らした形。馬主もヴィルシーナと同じ元大リーガー大魔神・佐々木主浩氏。