記録的猛暑と今日のコウノトリ

 今日の東京は最高気温が39.0℃まで上昇。14年ぶりの暑さとなった。そして、青梅市では40.8℃と東京都内の観測地点では史上初めて40℃超え。
 さらに埼玉県熊谷市では41.1℃を観測。2013年に高知県四万十市江川崎で記録した41.0℃を上回り、国内最高気温を5年ぶりに更新。少し前まで日本一暑い街として有名だった熊谷市は最近では猛暑に関して同じ関東の群馬県館林市岐阜県多治見市などに押され気味だったが、これで名実ともに日本一暑い街の座を奪還したことになる。
 関東では明日までは猛暑が続くようだが、明後日以降はいくらか暑さが落ち着いてくるとの予報。まだ7月だしね。そういえば、昨日、ツクツクボウシの声をこの夏初めて聞いた。


とにかく、みんなが暑い、暑い、といい、テレビでも「命にかかわる危険な暑さ」などという表現が連日使われているわけだが、そんな日本でも暑くない場所はあるのか、と気象庁のホームページをチェックしたら、さすがに東北北部から北海道は涼しい。今日の最高気温が最も低かったのは網走市斜里町宇登呂(知床半島)の16.3℃。最低気温が一番低かったのは根室市厚床の9.8℃。
 僕が夏の北海道を旅した時もあの辺りは似たような気温で、宿でストーブにあたりながら夏の甲子園大会を見ていると、まるで別世界の出来事のように感じたものだった。
 
 さて、千葉県野田市で自然に放されたコウノトリ、7月23日現在の位置情報。
 長らく小山市栃木市付近の渡良瀬遊水地に滞在していた「ひかる」(2016年生まれ♂)が久しぶりに野田市に戻ってきた。
 これで野田市には今年放された「きらら」♀、「だいち」♂のほか、先日戻ってきた「ヤマト」(2017年生まれ♂)を含め4羽が集結。コウノトリの舞う里づくりを目指していた野田市としては、一時はみんな遠くへ行ってしまったので、気をもんでいたはずだが、これは嬉しい話だろう。「きらら」「だいち」「ヤマト」は一緒にいるらしい。「ひかる」もそこに加わっているかどうかは不明。
 「未来」♀は引き続き栃木県の宇都宮市上三川町付近、「翔」♂は福島県鏡石町付近に移動。「きずな」♂は栃木県栃木市付近に移動。今年生まれた「りく」♂は6月21日に栃木県真岡市付近にいることが確認されて以来、新しい情報がない。
 写真は多摩動物公園コウノトリ親子。