帯状疱疹のさらに続きとクロッカス

 2月もあっというまに10日。愛媛県宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」がハワイ沖で浮上してきた米原潜に衝突されて沈没し、生徒ら9名が亡くなった痛ましい事故から20年だそうだ。

 あの時、事故の報告を休暇中のゴルフ場で受けて、その後もプレーを続けた当時の日本の首相は誰だったかなぁ。よりによって、こんな時期にあの事故の話が改めて出てくるとは・・・なんて思っているかもしれない。

 

 さて、帯状疱疹ネタをいつまでも引っ張っても仕方がないので、早く治せばいいわけだが、続報を簡潔に。

 月曜日には左目のまわりがだいぶ腫れて、発疹ができたり、かさぶたになったり、剥がれたり、と鏡を見るのも嫌な状態だった。ただ、快方へ向かう予兆は日曜日にあって、入浴時に患部にシャワーを当てた時にそれまでは感じたチクチクした痛みは消えていて、強めのシャワーでも平気だったのだ。

 そして、火曜日の朝。腫れはすっかり消えていた! ふさがっていた左目もふつうに開く。

 この日も用があって同じ薬局に行ったら、受付のおばちゃんに「あれ、もうそんなにきれいに治ったんですか?!」と二日続けてびっくりされた。おばちゃんは確かに「きれいに」という言葉を使ったが、もちろん、きれいではない。おっさんだから、というだけではなくて、赤黒いかさぶたができて、鏡でみると、顔の左半分は「雑穀米のおにぎり」みたいである。右半分も白飯というほどはもともと色白ではない。

 初日に皮膚科でもらった冊子によれば、あとはかさぶたが取れれば終わりのようだ。

 症状の経過を冊子を参考にまとめると。

 そもそも帯状疱疹は幼少期にかかった水疱瘡のウイルスがその後も背骨に沿って左右に一対ずつ並ぶ神経節のどこかに潜んでいて、それが老化や体力低下、免疫力低下などの隙をついて再び暴れ出すもので、その発症部位は顔だけでなく首、背中、脇腹などさまざま。体の左右どちらかに現れ、症状としては次の5段階。

1.神経に沿ってチクチク、ピリピリとした痛みが起きる。

  僕の場合、最初は頭痛だった。その後、頭痛とは関係なさそうな皮膚表面にも痛みが出て、不思議に思った。

 

2.しばらくして、その部分が赤くなる。

  僕の場合、この時点で帯状疱疹を疑い、皮膚科を受診。医師に言われて、眼科で検眼も。


3.小さな透明な水膨れが集まってでき、やがて濁って、時には黄色くなる。この頃が一番ひどい状態。

  僕の場合、ほぼ横になっていて、実際、どんな顔だったか、はっきりとは未確認。月曜日はこの段階の終盤。

4.2~3週間で黒褐色のかさぶたとなり、さらに数週くらいでかさぶたが取れて、治っていく。

  僕は今がこの段階。

5.痛みは皮膚の症状と一緒に消えていき、治癒。

  ここまで4~8週間。個人差、健康状態(体力、免疫力など)、病気中の養生(安静、栄養摂取など)によって時間に違いが出るようだ。

 ちなみに80歳までに3人に1人が経験するとの推計があるらしい。

 帯状疱疹はほかの人には感染しないが、0歳児には水疱瘡をうつす危険性があるので注意。妊婦さんが身近にいる人も要注意。

 

 クロッカス。

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 カレル・チャペックが「クロッカスの芽の先端が割れて、緑色の葉っぱの束が出てくるのが春の最初の兆しだ」というようなことを書いていたのを思い出す。

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 家の庭のクロッカスのこの緑はもうだいぶ前から出ているけれど。

(きょうの1曲)Virginia Astley / Melt The Snow


Virginia Astley - Melt the Snow (Instrumental B)