カーリング五輪最終予選

 北京五輪カーリング世界最終予選がオランダのレーワルデンで行われているが、

日本女子代表ロコ・ソラーレが今日のプレーオフであの「メガネ先輩」キム・ウンジョン率いる韓国を8-5で破り、五輪出場決定。

 女子は9チームが出場し、総当たりの予選を行い、日本は昨日のトルコとの最終戦を残して6勝1敗で首位。1位チームはそのまま五輪出場となるので、まぁ、トルコには勝てるだろうと思っていたら、まさかの敗戦。6勝2敗で並んだ3チームのうち、スコットランドが1位、2位が韓国、3位が日本という結果。4位は4勝4敗のラトビア

 日本に負けた韓国は明日のラトビア戦に勝てば、五輪出場となる。普通に考えれば、韓国が勝つだろう。

 それにしても、トルコは予選3勝5敗だったが、その3勝の相手がスコットランド、韓国、日本。あとは全部負け。なんだか不思議なチームだった。

 同時に行われた男子の日本代表、コンサドーレは全体的に精彩を欠き、3勝5敗で予選敗退。五輪出場ならず。初めて世界選手権に出場して4位に入った2019年が一番強かったような気がする。

 また男子・女子に先立って行われたミックスダブルスの最終予選に出場した松村千秋(中部電力)・谷田康真(コンサドーレ)組も14チーム中2チームだけが五輪出場権を得られるという厳しい条件で、力及ばず予選B組6位(2勝4敗)で五輪出場ならず。

 

 この大会が行われている最中に日本国内では来年の世界選手権に向けた日本代表決定戦が12月10日-12日に行われ、女子は若手主体の新チームを結成した北海道銀行とのスポンサー契約を解消したフォルティウス(チーム吉村)、そして富士急と中部電力が出場。中部電力が優勝し、2019年以来の世界選手権出場を決める。最年長でチームの柱でもある松村千秋が不在の中で若いメンバーで勝ち抜いたのは大きい。個人的に応援しているチームなので、彼女たちが再び世界の舞台で戦う姿を見られるのは嬉しい。

 男子は今年の日本選手権で決勝に進出し、旋風を巻き起こした常呂ジュニアのほかTM軽井沢、SC軽井沢が出場し、常呂ジュニアが優勝。日本代表に選ばれるが、男子はまだ世界選手権の出場権を獲得していないので、まずは世界最終予選をめざすことになる。全員がまだ10代の若いチーム。世界を相手にどこまでやれるか、全力でぶつかってきてほしい。

 ただ、北京五輪と世界選手権の日程がかぶるわけでもないのに、現時点で日本最強のロコソラーレとコンサドーレが不在のうちに世界選手権の代表決定戦が行われたことには、なぜ今やるのか、という批判の声も出そうではあるな。まさに鬼のいぬ間の大会だった。

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