カーリング準決勝

 2020年のスポーツイベントの中で個人的には東京オリンピックより楽しみだったカーリング日本選手権(と来月の世界選手権)。

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 長野県の軽井沢アイスパークで行われている日本選手権は男女とも出場9チーム総当たりによる予選リーグが終了し、男子は1位コンサドーレ、2位TM軽井沢、3位SC軽井沢、4位名寄市役所が予選を突破してプレーオフに進出。

 女子は1位中部電力、2位ロコ・ソラーレ、3位北海道銀行、4位富士急がプレーオフ進出を決め、いよいよ今日がそのプレーオフ

 午前10時から男女とも予選1位対2位、3位対4位の試合が行われた。1・2位対決の勝者はそのまま明日の決勝に進み、敗者は3・4位対決の勝者と午後3時からの準決勝に進むという方式である。

 男子は予選全勝のコンサドーレが10‐3でTM軽井沢を破り、無敗のまま決勝進出。

 SC軽井沢と名寄市役所の対戦は接戦となったが、9エンドに2点を取って4-3と逆転したSC軽井沢が最終エンドにも5点を奪って9-3で勝利。

 この結果、午後の準決勝ではTMとSCの軽井沢同士の地元対決となり、ピョンチャン五輪日本代表のスキップ・両角友佑率いるTM軽井沢(TM=Team Morozumi)が最終10エンドに2得点して6-5と逆転勝ちして、明日のコンサドーレとの決勝進出を決めた。

 予選、プレーオフとも勝っているコンサドーレが有利かな?

 

 女子のプレーオフは予選1位の中部電力と2位のロコ・ソラーレの対戦。予選では中部電力が8-7で延長戦を制したが、今日も接戦となった。そして、4-4のまま迎えた最終エンド、有利な後攻のロコ・ソラーレが確実に1点取って5-4で勝利して決勝へ。

 北海道銀行と富士急の対戦も接戦となり、やはり9エンドを終わって4-4。そして最終エンドを後攻で迎えた北海道銀行が1点を取って5-4で勝利。

 午後の準決勝では中部電力が前半から得点を重ねてリードを奪い、8エンドを終わって10-4となったところで、北海道銀行が相手の勝利を認めるコンシード。勝った中部電力ロコ・ソラーレとの決勝へ進んだ。

 

 男子は今年の世界選手権への出場権を逃してしまったが、女子は3月にカナダで行われる世界選手権への出場権がある。ロコ・ソラーレ中部電力が。日本選手権優勝チームが2020‐21シーズンの日本代表となり、世界選手権にも出場することになる。

 そして、今年と来年の世界選手権で成績によって付与されるポイントで上位の国が2020年の北京五輪への出場権を獲得することになる。

 また、そのオリンピックの日本代表には今年と来年の日本選手権を連覇すれば、そのチームが代表決定。もし、優勝チームが異なる場合は代表決定戦に進むことになるので、次のオリンピックに出るためにも明日の決勝は重要だ。若さの中部電力か、経験豊富なロコ・ソラーレか。

 

 男子はコンサドーレが世界選手権の世界最終予選で3位に終わり、今年の出場権を逃してしまい、オリンピック出場のための獲得ポイントは0。オリンピックに出るためには来年の世界選手権出場が最低条件となり、そのためには今大会優勝チーム=日本代表が秋のアジア・パシフィック選手権で優勝するか、最終予選で上位に入って世界選手権への出場権を獲得しなければならない。世界で戦えるのはコンサドーレかTMか。