どうぎんカーリングクラシック2022

 つい最近、コロナの影響で異例の長さだったカーリング2021-22シーズンが終了したと思ったら、早くも2022-23シーズンが開幕である。

 札幌市で4日から開催された「どうぎんカーリングクラシック2022」。今日が最終日で、男女の決勝と3位決定戦が行われた。

 今大会には今年の日本選手権を制したロコ・ソラーレ(女子)とSC軽井沢クラブ(男子)は出場しなかったが、男女それぞれ8チームが出場し、韓国からも男女あわせて3チームが参戦。男女とも4チームずつ2組に分け、各チームが総当たりの予選リーグ3試合を戦い、各組上位2チームが準決勝に進出というルール。なお大会は今回も無観客開催。会場の気温を低く保つために換気が難しいというのが理由だろう。

 男子はコンサドーレ、TM軽井沢、札幌国際大学、ジュニア選抜(常呂ジュニア)らに韓国のジョン・ビョンジン、ジョン・ユンソクなど。

 この中では主力の松村、谷田が退団し、新たに若手を加えた新生コンサドーレと、その松村が加わり、日本を代表するスキップ2名が同一チームとなったTM軽井沢が注目だった。コンサドーレはベテラン阿部がスキップでセカンド、新たなフォースは清水という布陣。TMは従来通り、両角がフォースでスキップ、松村はバイスでサードという形で新たな船出。

 

 女子はフォルティウス中部電力、さらに今年の日本選手権で旋風を巻き起こした北海道銀行、そして世界ジュニアで日本代表として初めて金メダルを獲得したSC軽井沢クラブJr.の山本、上野(美)を中心とする大学選抜、ロコ・ソラーレの妹分(といっても本橋麻里がいる)ロコ・ステラ、そして今年の韓国選手権で優勝したハ・スンヨンなどが出場。

 

 予選リーグの結果

 男子A組 1位 B.Jeong(3勝) 2位 TM軽井沢(2勝1敗)

 男子B組 1位 札幌国際大(3勝) 2位 Y.Jeong(2勝1敗)

 

 コンサドーレはA組3位で敗退。B組の常呂ジュニアも3敗で敗退。

 

 女子A組 1位 Ha(3勝) 2位シュトラール(1勝2敗)

 女子B組 1位 中部電力(2勝1敗) 2位フォルティウス(2勝1敗)

 

 A組は2位以下が1勝2敗で並び、DSCの差でシュトラールが進出。北海道銀行、大学女子選抜、ロコステラはいずれも1勝2敗で敗退。

 

 昨日行われた準決勝。男子は韓国同士の対戦でジョン・ビョンジンが8-2でジョン・ユンソクに勝って決勝進出。

 もう1試合はTM軽井沢が札幌国際大に10-1と予想外の大差で勝利。

 

 女子の準決勝はフォルティウスが韓国のHaに接戦の末、6-5で勝利。中部電力とシュトラールの試合は中電が勝つだろうと思っていたら、シュトラールが延長の末、7-6で勝利。中部電力は予選リーグでもフィロシーク青森に敗れているし、まだ本調子ではないのだろう。

(南真由率いるStrahl)

 そして、今日の決勝戦。男子は10時試合開始で、ジョン・ビョンジンとTM軽井沢が対戦し、5エンドを終えて3-2とリードしたジョン・ビョンジンが6エンドに一挙4得点で勝負を決め、7-2で勝利。優勝。

 3位決定戦はジョン・ユンソクが札幌国際大に5-4で勝利。

 

 16時から始まった女子決勝では札幌勢同士の対戦となり、フォルティウスがシュトラールに5-4で勝利。同時に行われた3位決定戦は中部電力がチームHAに6-2で勝利。


www.youtube.com

 

  結果

  男子 優勝B.Jeong 2位TM軽井沢 3位Y.Jeong

(男子優勝 チームB.Jeong)

 

  女子 優勝フォルティウス 2位シュトラール 3位中部電力

(女子優勝のフォルティウス