松本清張展

世田谷文学館で開催中の松本清張展に行ってきた。
今年が生誕100周年だから、というわけではないのだが、去年の秋から僕の中では松本清張が大ブームなのだ。
それまで松本清張といえば、古代史関係の文章をちょこっと読んだことがあるぐらいだったのだが、図書館で何か面白い本はないかな、と探していて、たまたま『点と線』が目に留まったので、借りて読んでみたら、ハマってしまった、というわけなのだ。
それ以来、おもに長編ミステリーを中心に読んでいるのだが、昭和30年代頃の交通・通信事情など当時の世相がよく分かるのと、東京の世田谷や杉並あたりの僕にとっては身近な地名がたくさん出てくるところも個人的には興味深い。

これまでに読んだ作品を列挙してみると、『点と線』『蒼の描点』『ゼロの焦点』『砂の器』『目の壁』『Dの複合』『時間の習俗』『黒い福音』『黒い空』『天才画の女』『黄色い風土』『歪んだ複写』『影の地帯』『渡された場面』『ガラスの城』『屈折回路』『草の陰刻』『黒い樹海』『殺人行おくのほそ道』『十万分の一の偶然』『花実もない森』『死の発送』など。まだまだ読んだはずだけど、ちょっと失念。