松本清張『不安な演奏』

久しぶりに松本清張の作品を読んだ。ずいぶん前に買ったまま放置していた『不安な演奏』。このところ東野圭吾佐々木譲ばかり読んでいたのだが、その辺の緻密に組み立てられたストーリーに比べると、なんだか無理やりな展開が気にはなるが、それでも読みだすと、最後まで一気に読んでしまった。★★★☆☆といったところかな。
東京・調布市の布田が舞台(のひとつ)になっているが、昭和30年代の初めだから、ものすごい田舎として描かれているのが面白い。

不安な演奏 (文春文庫)

不安な演奏 (文春文庫)