これは昨日の話。牝馬クラシックの第一戦、第75回桜花賞が阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、3歳牝馬18頭が出走した。
今年はここまで無敗の馬が3頭いて、なかでも、きさらぎ賞で牡馬相手に圧倒的な強さを見せつけたルージュバックが断然の1番人気となったが、レースは予想外の展開、そして結果となった。
スタートすると、昨年の阪神JF2着馬で5番人気のレッツゴードンキが押し出されるように先頭に立ち、超スローペースに落として逃げる。そのため、後続馬群はごちゃごちゃして、どの馬もスムーズさを欠いたままレースは進み、最終コーナーを回ると、余力十分のレッツゴードンキが後続を引き離し、4馬身差の圧勝。後方にいたルージュバックは道中、前が詰まったりして何も出来ないまま9着に終わる。
どんなに速いランナーでも雑踏の中では実力を発揮できない、みたいなレースだった。
ここ数年、桜花賞はディープインパクトの娘たちが勝っていたが、レッツゴードンキはキングカメハメハ産駒。ここまで1勝だった善戦ガールが一気に頂点に立った。
オークスではほかの馬たちの巻き返しがあるだろうか?
1着 レッツゴードンキ(岩田) 2着 クルミナル 3着 コンテッサトゥーレ
4着 クイーンズリング 5着 ノットフォーマル