第17回ヴィクトリアマイル

 牝馬の最強マイラー決定戦、ヴィクトリアマイル東京競馬場・芝1600メートルで行われ、豪華なメンバー18頭が参戦した。故障休養明けで約1年ぶりのレースとなる三冠馬デアリングタクトや白毛のアイドルホース・ソダシ、さらにレシステンシア、レイパパレ、アカイイトとG1馬が5頭、ほかにも実績馬が揃い、どの馬が1番人気になっても、どの馬が勝ってもおかしくないと思えたが、1番人気はレイパパレ。2番人気は前走でサウジの重賞を勝ったソングライン。3番人気がファインルージュ、4番人気がソダシ、5番人気がデアリングタクトという順。

 レースはまずソダシが好スタートを切り、レシステンシアも並ぶように先頭に立つが、その外からローザノワールが2頭を交わして逃げる。レシステンシア、レイパパレ、ソダシが続き、その後ろでデアリングタクトとファインルージュが並んで進む。そのままの展開で最終コーナーを回り、直線に入ると、逃げ粘るローザノワールに後続が迫り、激戦となるかと思いきや、抜群の手ごたえでソダシが抜け出し、後続を突き放して快勝。2馬身差の2着にファインルージュ、3着にレシステンシア。デアリングタクトは6着、1番人気のレイパパレは直線で伸びず、12着の惨敗。それにしても緑のターフで勝つ真っ白な馬というのは美しいね。


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 ソダシはクロフネ産駒の4歳牝馬。過去2戦はダートG1に挑戦して、12着、3着という結果だったが、得意の芝のマイル戦で復活の勝利。通算11戦7勝。重賞6勝、G1は阪神JF桜花賞に続く3勝目。

 

1着ソダシ(吉田隼) 2着ファインルージュ 3着レシステンシア

4着ローザノワール 5着ソングライン