今年の中央競馬GIシリーズも残るはあと4つ。今週は中京競馬場・ダート1800メートルで、ダート王決定戦、チャンピオンズカップが行われ、香港馬1頭を含む16頭が出走した。
現在のダート界で最強の座を争う2頭、コパノリッキーが1番人気、ホッコータルマエが2番人気に推され、4連勝中の3歳馬ノンコノユメが3番人気で、ここまでが三強といったところ。
レースは揃ったスタートからの激しい先行争いを制してコパノリッキーが先頭に立ち、ホッコータルマエは先行勢を見る位置につけ、追い込みに賭けるノンコノユメは後方から。
そして、最後の直線に入ると、逃げるコパノリッキーにホッコータルマエが早くも並びかけ、2強によるマッチレースになるかと思われたが、その外から鋭く伸びてきた12番人気の6歳牝馬サンビスタが2頭を交わして先頭に立ち、内側から追い込んだノンコノユメに1馬身半差をつけて優勝。
ホッコータルマエは5着、コパノリッキーは7着に終わる。
サンビスタはスズカマンボ産駒。このレースを牝馬が制するのは史上初の快挙。
1着 サンビスタ(M.デムーロ) 2着 ノンコノユメ 3着 サウンドトゥルー
4着 ロワジャルダン 5着 ホッコータルマエ