第21回チャンピオンズカップ

 秋のダート王決定戦、チャンピオンズカップ中京競馬場・ダート1800メートルで行われ、16頭が参戦。

 昨年の覇者で、今年2月のサウジアラビア遠征で負けた以外(サウジカップ7着)、国内では8戦8勝の4歳クリソベリルが断然の1番人気。2番人気はここまで5戦4勝の3歳カフェファラオ。勢いに乗る3歳が1つ年上の絶対王者に初めて挑むという図式で、どちらが勝つか、という点に注目が集まった。ちなみに今年の秋のG1はここまで7戦すべて1番人気が勝っている。

 レースはエアアルマスが逃げ、インティが続き、クリソベリルも先団につける。カフェファラオは中団。

 そして、エアアルマスとインティが並ぶように先頭で最終コーナーを回り、最後の直線。3番手にいたクリソベリルが横綱相撲で抜け出すのかと思いきや、意外に伸びない。そのかわりにすぐ後ろにいた4番人気チュウワウィザードがあっという間にクリソベリルを交わし、前の2頭もとらえて先頭に立ち、そのままゴールイン。3年前のこのレースの覇者で3番人気のゴールドドリームが外から追い込んできて2着。

 クリソベリルは4着に敗れ、カフェファラオも6着に終わる。


2020 チャンピオンズカップ

 

 チュウワウィザードはキングカメハメハ産駒の牡5歳。通算18戦10勝。中央地方交流G1は2勝しているが、JRAのG1はこれが初勝利。

 

1着チュウワウィザード(戸崎) 2着ゴールドドリーム 3着インティ

4着クリソベリル 5着モズアスコット