友人たちと6名で御岳山(929m)へ出かける。
青梅線の御嶽駅からバスで滝本まで行き、標高407メートルの滝本駅からケーブルカーに乗り、標高831メートルの御岳山駅までは楽に移動して、そこから歩き。10時ごろ、スタート。
ホオジロやキセキレイ、ガビチョウ、ウグイス、ヤマガラなどの声が聞こえる。途中、コクワガタを見つけるが、逃がしてやる。
宿坊などが点在する道を歩き、食堂や土産物店が並ぶ商店街への入口に神代ケヤキがある。樹齢およそ1000年だという。
商店街を抜けると、武蔵御嶽神社への石段となるが、ようやくたどり着いた神社は改修中で、シートに覆われていた。キセキレイがここでもさえずっていた。
とりあえず神社に参拝してから、約2時間半のロックガーデン周遊コースへ足を進める。
いきなり急な下りが続き、段差も大きく、けっこう脚への負担が大きい。モグラが2匹、死んでいた。
ヤブサメがさかんにシシシシシシと虫のような声でさえずっていた。
下から水音が聞こえてきて、やがて七代の滝に着く。秋川の支流、養沢川の源流らしい。
今日は曇り空だが、湿度が高く蒸し暑くて、すでに汗だくだが、水が冷たくて、気持ちいい。いくらか涼しくさえ感じた。滝つぼで顔を洗う。
ここからは再び登り。オオルリの声がする。枯れ木の枝先でさえずっていた。
僕以外は野鳥に特に関心があるわけではなく、オオルリなどという名前を知っているのかどうかもわからないが、さすがに真っ青な鳥の姿を見ると、それなりに感動はしたようだった。晴れていれば、もっときれいなんだけど。
その先に天狗岩という天狗が祀られている巨岩があり、鎖につかまりながら、たくさんの人が登ったり、下りたりしていたが、僕は登らずに休憩。仲間のうち2名が登ってきた。
ここからはロックガーデンと呼ばれる渓谷沿いの道。青森県の奥入瀬渓谷に似ているともいうが、僕は奥入瀬に行ったことがないので、むしろ屋久島の白谷雲水峡を思い出した。
この頃から薄日が差してきて、清らかな水の流れる渓流の苔むした岩や木々の緑が輝きだす。エゾハルゼミも鳴きだした。
ちょうどお昼になったので、渓谷沿いの休憩所で昼食。エゾハルゼミの声のほかにキビタキの声も聞こえてきた。
休憩後、さらに渓谷をさかのぼる。
エゾハルゼミが鳴き、オオルリがさえずるほか、ミソサザイの高らかな歌声やコゲラ、ヒガラなどの声も聞くうちに、綾広の滝に着く。
ここが今回のコースの最終目的地で、ここからは急坂を登ると、あとは比較的歩きやすい平坦な道を神社方面へ戻る。
途中にそびえていた「天狗の腰掛け杉」。
キジバト。
御岳山駅に戻り、そのまま山を下ってきた。
立川で飲んで帰る。