TOKYOウォーク2016第3回大会

 朝7時に家を出て、あきる野市周辺で開催される東京都などが主催するウォーキングイベント、TOKYOウォーク2016の3回目に参加してきた。
 年5回開催されるイベントで、5回すべて完歩すれば金メダル、4回で銀メダル、3回で銅メダルがもらえるそうで、まぁ、それはどうでもいいのだが、5月の第1回に行かなかった僕としては、とりあえず残りは全部歩いて銀メダルをめざそうと思っている。
 前回は7月9日に都内の板橋区・北区界隈を雨の中、20キロ歩いたが、今日は21キロのAコースに申し込んだ。天気は晴れで、暑くなりそうだ。曇りぐらいがちょうどいいのだが。

 7時前に家を出て、途中で落ち合った友人と3人で五日市線東秋留駅で下車、スタート/ゴール地点の秋留台公園には8時45分頃に着いた。受付を済ませ、9時過ぎにスタート。10時スタート予定のBコース14キロには友人3人が参加することになっている。個人的にはこういうスペシャルなイベントに参加するのに14キロではちょっと物足りないかな、と思う。


 公園を北へ出て、あきる野市民球場の中を通り抜け、多摩川の支流・平井川の清流を渡ると、永田橋通りに出て、あとはひたすら西へ向かう。

 山並みを眺めながらのウォーキング。やっぱり街なかを歩くよりは気持ちがいい。残暑は厳しいが、田圃の畦道に彼岸花が咲いていたりもする。
 やがてあきる野市から日の出町に入った。東京の島嶼部を除く区市町村の中で、僕が唯一足を踏み入れたことのなかった自治体が日の出町で、かつて日米首脳によるロン・ヤス会談が行われた場所というぐらいの知識しかなかったが、平井川の清流沿いに開けた山間の町だ。
 日の出町役場前でスタートから5.5キロ。ここまで1時間。Bコースはここで右折して南下だが、我々Aコースはさらに西へ進む。 だんだん山が迫って、平井川も渓流っぽくなってきた。蕎麦屋とか団子屋とか喫茶店などに心惹かれながらも黙々と歩き続け、秋川街道に入って、9.3キロ地点のチェックポイントでコースマップにスタンプを押してもらう。
 道は山に行きあたって南へ向かい、平井川と秋川の分水嶺を越えると、再びあきる野市に入る。パトカーや消防車がサイレンを鳴らしながらやってきたのを見送り、まもなく武蔵五日市駅前に出た。ここでトイレ休憩。日差しの下では暑いが、日陰に入ると涼しい。やはり真夏のまとわりつくような暑さとはちょっと違う。
 五日市からは東へ向かう。ここからは五日市街道で、自転車ツーリングでよく走る道だが、あまり面白みのない区間だ。
 途中、蛇行する秋川を2度渡るが、透き通った清流が気持ちよさそうで、水につかりたいと思う。写真を撮っていたら、カワセミがコバルトブルーに輝きながら飛んでいた。


 13.5地点の山田の交差点で再びBコースと合流。東へ東へと単調な風景の中を歩き続け、渕上で五日市街道から睦橋通りに入る。Bコースならここから五日市街道でゴールへ直行だが、我々はさらに東へ遠回り。東秋留駅の東で五日市線の踏切を渡り、湧水池のある二宮神社の前を通り、再び五日市街道にぶつかると、これを西へ1.6キロ歩いて、ようやく秋留台公園に帰りついた。時刻は12時半を過ぎたところ。大体3時間半で21キロを歩き通した。やっぱり暑い中を歩くのはちょっときつかった。歩数だと2万3千歩ほど。

 ゴールのチェックを受け、完歩証や東京オリンピックパラリンピックのピンバッジなどももらって、ベンチで座っていると、自転車でハードな山登りをして、ようやく目的地に着いた時と同じような気分だった。


 僕らがゴールした時、Bコースの3人は途中のコンビニでアイス休憩中ということだったが、13時前には彼らもゴール。
 この後、あきる野市の中心街近くにある温泉施設に行って、ゆったりとお湯につかり、それから施設内の食事処でビールで乾杯。
 本日のトータルの歩行数は38,009歩。


 夜は地元で小学校のクラス会。担任の先生も含めて22人が集まる。小学生の時以来の再会となるH君がやけに若く見えて、息子が父親の代理で参加しているのではないか、などと疑われていた。
 昔からカープファンだった友人は今日は東京ドームに行っているらしく不参加。広島東洋カープ、みごとに25年ぶりのセ・リーグ優勝を決める。