春のG1シリーズの開幕を告げる高松宮記念が雨で稍重となった中京競馬場・芝1200メートルで行われ、4歳〜9歳の18頭が参戦。絶対的な王者が不在で混戦模様の短距離戦線で、1番人気には昨秋のスプリンターズSを勝ったレッドファルクスが推された。
レースはシュウジとラインスピリットが引っ張り、人気の有力馬は中団から後方の位置取り。そんななか、好スタートから先行勢の直後につけていた5番人気のセイウンコウセイが最後の直線で馬場の良いところを選んで進出し、そのまま先頭に立って快勝。2着には最内から伸びてきた2015年の桜花賞馬レッツゴードンキ、3着にレッドファルクス。
セイウンコウセイはアドマイヤムーン産駒の牡4歳。重賞初勝利がG1制覇となった。
1着 セイウンコウセイ(幸) 2着 レッツゴードンキ 3着 レッドファルクス
4着 ティーハーフ 5着 フィエロ
また、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場で世界の強豪を集めて5つのG1レースなどが行われるドバイワールドカップデーが現地25日に開催され、日本からも10頭が遠征した。
このうち芝1800メートルで行われたドバイターフ(G1)では昨年の秋華賞を制した4歳牝馬ヴィブロス(J.モレイラ騎乗)が優勝。後方のインを進んでいたヴィブロスは最後の直線で前を塞がれ、進路をなくしかけたが、そこから馬群を縫うように外へ持ち出すと抜群の切れ味で差し切り勝ち。
ヴィヴロスはディープインパクト産駒で、馬主はあの大魔神・佐々木主浩。
メインレースのドバイワールドカップ(ダート2000m)には日本馬4頭が参戦したが、アウォーディー(武)の5着が最高。優勝は米国の最強馬アロゲート。