多摩動物公園のオランウータン、ジュリーは1965年5月6日に同園で誕生し、昨日が52歳の誕生日だった。そのお祝いイベントが今日行われた。
飼育員による手作りケーキが展示されていた。子どもたちが食べたそうにしているが、スポンジは食パンで中をくりぬいてニンジンのスティックで支柱がわりにしてあったり、生クリームのかわりにおからとプレーンヨーグルトを混ぜたものを使うなど、低カロリー。
飼育員さんによりケーキなどがセットされて、いよいよオランウータンたちが登場。
最初に出てきたのはキキとリキの親子。まっすぐケーキに直行。
続いてジュリーの母親で世界最高齢62歳のジプシーがゆっくりとした足取りで登場。
ジュリーが52歳というのは相当な高齢であることは誰でも推測できるわけだが、その母親も健在という事実に驚くお客さんも多数。
ジプシーはお客さんの子どもたちが陣取っているガラス前のケーキへ。ほどなくキキ&リキもそちらへ移動。
しかし、肝心の主役が出てこない。お客が多いせいか、外へ出るのを嫌がっているらしい。
それでも、しばらくすると養女のチェリアをおんぶしてジュリー登場。
もうおばあちゃんであるジュリーは重いチェリアに早く下りてほしいようだったが、チェリアも今日の特別な雰囲気に緊張しているようで、ジュリーの背中から降りようとしない。
相変わらずリキがチェリアに何度もちょっかいを出して、ジュリーに怒られる。
キキはマイペース。
ジプシーとキキ。
リキとチェリア。
とにかく、ジュリーにはチェリアの存在を新たな生きがいとして、いつまでも元気でいてほしい。もちろん、ジプシーも。