第39回ジャパンカップ

 39回目を迎えた国際レース、ジャパンカップ。このレースが開設された当初、外国馬が日本勢を圧倒していたが、日本産馬の実力が向上するにつれて、次第に形成が逆転。最近では地の利もある日本の馬が上位を独占する傾向が続いている。その結果、海外からの参戦が少なくなり、今年は史上初めて外国馬の出走がゼロになってしまった。日本競馬のガラパゴス化が進んだともいえるのかもしれないが、その代わり、高額賞金を狙った海外騎手の参戦は増えて、今年も鞍上は国際色が豊かになった。

 雨上がりの重馬場となった東京競馬場・芝2400メートルにダービー馬3頭を含む15頭が参戦。1番人気は一昨年のダービー馬レイデオロ。2番人気は昨年のダービー馬ワグネリアン。3番人気は昨年の大阪杯を制したスワーヴリチャード。

 レースはダイワキャグニーが先頭で引っ張り、後続馬群が続き、追い込み勢はその後ろを点々と進む展開。そして、最後の直線に入ると、ダイワキャグニーが徐々に失速し、代わって、2番手グループにいた3歳牝馬レンブーケドールが先頭に立とうとするが、先行勢を見る馬群の中でレースを進めていたスワーヴリチャードが最内から一気に先頭に立ち、そのままゴールイン。鞍上は英国を拠点とする24歳のアイルランド人騎手、オイシン・マーフィー。

 1番人気のレイデオロは11着。


2019 ジャパンカップ

 スワーヴリチャードはハーツクライ産駒の牡5歳。昨年4月の大阪杯を勝った後、7連敗中だったが、久々の勝利が2度目のG1制覇となった。

 

1着スワーヴリチャード(マーフィー) 2着カレンブーケドール 3着ワグネリアン

4着マカヒキ 5着ユーキャンスマイル