第25回NHKマイルカップ

 中央競馬は今週から5週連続で東京競馬場でのG1。そのうち今月末に行われる4戦目の日本ダービーまでは無観客での開催が決まっている。そして、今日は第一弾の3歳マイル王決定戦、NHKマイルカップが強風が吹き荒れるなか、芝1600メートルで行われ、牝馬4頭を含む18頭が参戦。距離2400メートルで行われるオークスやダービーよりもマイル戦のほうが実力を発揮できそうな短距離~中距離の精鋭が集結し、多彩な顔ぶれが揃ったなかで、昨年の阪神JFを制した2歳女王で、桜花賞では1番人気で2着だったレシステンシアが牝馬ながらここでも1番人気に推された。

 レースはそのレシステンシアが好スタートを切り、先頭に立つ。9番人気のラウダシオンもすぐに並びかけるが、競り合いは避けて2番手に控え、レシステンシアが単騎の逃げ。そして、そのまま3、4コーナーを回って最後の直線に入ると、ずっと2番手で追走していたラウダシオンが残り200メートルでレシステンシアを交わして先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けずにゴールイン。レシステンシアは1馬身半差の2着。後方で追い込みに賭けていた馬たちは何もできずに敗れる。


2020 NHKマイルC

 

 ラウダシオンは3歳で東京マイルの安田記念を勝ったリアルインパクトの初年度産駒。ということはディープインパクトの孫にあたる牡馬。これで通算7戦4勝。重賞初勝利がG1タイトルとなった。鞍上のM.デムーロ騎手は昨年のアドマイヤマーズに続いて、このレース連覇。

 

1着ラウダシオン(デムーロ) 2着レシステンシア 3着ギルデッドミラー

4着タイセイビジョン 5着ルフトシュトローム