第51回高松宮記念(G1)

 中央競馬・春のスプリント王決定戦、第51回高松宮記念中京競馬場・芝1200メートルで行われ、G1馬7頭を含む18頭が参戦。天候は雨、馬場状態は重。

 昨年の短距離女王グランアレグリアが来週の大阪杯(2000m)に参戦のため不在で、混戦模様だったが、1番人気は前走・阪急杯を勝った4歳牝馬レシステンシア。2番人気は昨年末の香港スプリントを制した6歳牡馬ダノンスマッシュ。

 レースは昨年のこのレースを勝った6歳牝馬モズスーパーフレアが好スタートで先頭に立ち、そのまま逃げる展開。レシステンシアは先行勢を見る位置で、馬群の外を進み、ダノンスマッシュは中団馬群の中を進む。

 そして、最後の直線。逃げ込みを図るモズスーパーフレアにまずは馬群の内からインディチャンプが抜け出して、先頭に立とうとする。

 そこへ馬群の外からレシステンシアが追い込んできて、さらにダノンスマッシュも伸びてくる。激戦になったが、外の2頭がインディチャンプをとらえ、ダノンスマッシュが先頭でゴール。香港G1に続いて、国内G1も初制覇。クビ差の2着がレシステンシア。さらにクビ差でインディチャンプ。


2021年 高松宮記念(GⅠ) | 第51回 | JRA公式

 ダノンスマッシュはロードカナロア産駒の牡6歳。通算23戦11勝。重賞は8勝目で、G1は2勝目。香港スプリントに続いて、このレースも父子制覇となった。

 

1着ダノンスマッシュ(川田) 2着レシステンシア 3着インディチャンプ

4着トゥラヴェスーラ 5着モズスーパーフレア