岳南電車

 先月の小湊鉄道に続くローカル線シリーズの第2弾。静岡県岳南電車
 東海道本線吉原駅岳南江尾駅を結ぶ9.2キロの小さなローカル線。名前の通り、富士山の南麓を走る路線だが、煙突からモクモクと煙をはく製紙工場が立ち並ぶなかを行く。もとは東海道線と吉原の中心部を結ぶ目的で開業し、工場からの製品積み出しなど貨物輸送も盛んに行われていたが、2012年3月16日限りで貨物輸送が廃止。経営状態が悪化して、今年3月には経営主体も岳南鉄道から子会社の岳南電車に移っている。地元・富士市の支援も受けているものの、先行きは極めて厳しそうだ。

吉原駅にて。地元小学生によるヘッドマーク付き)

クマゼミが鳴く岳南江尾駅にて。電車は元京王・井の頭線の3000形の改造車)

(工場の中を走る)

テッポウユリの咲く比奈駅

比奈駅は昨年春まで貨物の扱いがあったが、廃止され、広い構内もひっそり)

(おまけ)今日の夕空
 今日、この夏初めてヒグラシの声を聞いた。