秋の最強牝馬決定戦、エリザベス女王杯が日の丸とユニオンジャックのはためく京都競馬場・芝2200メートルで行われ、3〜6歳の牝馬15頭が出走した。
1番人気は昨年のこのレースの覇者で、今年の宝塚記念も制したマリアライト。2番人気は昨年、オークスと秋華賞を制したミッキークイーン。3番人気は前哨戦の府中牝馬Sを含め重賞3勝の実力馬クイーンズリング。
レースはプリメラアスールが引っ張るゆったりとした流れで展開し、マリアライトとミッキークイーンは中団を並ぶように進み、スタートで遅れたクイーンズリングはその後ろのイン。
そのまま4コーナーを回り、最後の直線は混戦となったが、いち早く抜け出したのは12番人気のシングウィズジョイ。人気2頭は伸びてこない。大波乱となるかと思えたが、馬群の中で進路を失いかけたクイーンズリングが馬群を割って突き抜け、粘るシングウィズジョイをゴール寸前でとらえて先頭ゴールイン。ミッキークイーンは最後に外から追い込んできたが3着まで。マリアライトは伸びを欠き6着に終わる。
クイーンズリングはマンハッタンカフェ産駒の4歳。重賞4勝目で、これがG1初制覇。
1着 クイーンズリング(デムーロ) 2着 シングウィズジョイ 3着 ミッキークイーン
4着 パールコード 5着 プリメラアスール