国際G1のジャパンカップ・ダートを継承するレースながら近年は外国馬の参戦が少なく、すっかり国内のダート王決定戦のようになってしまったチャンピオンズカップが中京競馬場・ダート1800メートルで行われ、3歳〜7歳の15頭が参戦。今年も海外からの参戦はなし。
ここ数年のダート界をコパノリッキーとともに引っ張ってきたホッコータルマエが直前に脚部不安で回避してそのまま引退してしまい、1番人気はダート路線に転向後一気に素質を開花させ6連勝と勢いに乗る6歳馬アウォーディー。
レースはモンドクラッセが先手を奪って逃げ、そのまま最後の直線へ。粘るモンドクラッセを2番手アスカノロマンが交わそうとするところを、中団追走からじわじわと伸びてきたアウォーディーが外からまとめて交わして先頭に立ち、やっぱり強いと思ったら、ゴール寸前でさらに後方から追い込んできた6番人気サウンドトゥルーがものすごい脚で一気に抜き去り、優勝。
サウンドトゥルーはフレンチデピュティ産駒の6歳せん馬。今年は善戦続きだったが、これが初勝利で、昨年末の東京大賞典(大井)以来2度目のG1制覇。通算成績はすべてダートで38戦9勝。
1着 サウンドトゥルー(大野) 2着 アウォーディー(武) 3着 アスカノロマン(和田)
4着 カフジテイク(津村) 5着 アポロケンタッキー(松若)
G1レースで1着〜5着がすべて日本人騎手というのは久しぶりに見た気がするな(6着がムーア騎乗のノンコノユメ)。