総選挙

 超大型の強い台風21号が接近し、激しい雨が降るなか、今日は衆議院議員選挙の投票日。朝のうちに投票所に行ってきた。
 今回の選挙は国民の目が安倍総理のいわゆる「もりかけ」問題からより深刻な北朝鮮問題に向いたその機に乗じた「大義なき解散」から始まり、小池百合子都知事による右派で反安倍の「希望の党」結成、民進党の分裂、民進党リベラル派による立憲民主党の設立と政界地図が大きく変わったなかで行われたわけだが、結果は自民・公明の与党が圧勝。希望の党は最初の勢いがあっという間に失われ、敗北。立憲民主党が勢力を拡大した。とはいえ、与党と対抗できるだけの議席が獲得できたわけでもなく、まだしばらく安倍政権が続くようだ。
 安倍晋三という人はそれほど有能な政治家には見えないが、さまざまな勢力にとって利用価値が高く、なおかつ利用しやすい人物なのだろう。財界とか官僚とかアメリカとかロシアとか。
 とにかく、改憲勢力が全体の3分の2以上を占め、憲法改正がいよいよ現実味を帯びてきた。