ドバイ国際競争&第63回大阪杯

 30日深夜にドバイのメイダン競馬場で世界の強豪が集う国際レースが行われ、日本からも10頭が遠征(1頭出走取消)。

 なかでも注目は昨年の牝馬三冠を制し、ジャパンカップでも驚異的なレコードタイムで優勝して2018年の年度代表馬に選ばれたアーモンドアイ。その4歳初戦が初の海外遠征となるドバイターフ(G1、芝1800m、13頭)。

 アーモンドアイ(C.ルメール騎乗)は好スタートを切ると、先行馬を見ながら中団の外でレースを進め、5、6番手で直線に入ると馬なりで先行勢をあっという間に交わして楽に抜け出し、圧勝。その強さを世界に見せつけた。これで昨年の桜花賞からG1レース5連勝。


2019 - Dubai Turf - Almond Eye

 2着にはこのレースの一昨年の勝ち馬で昨年2着のヴィブロス(牝6歳)が入り、日本牝馬のワンツー。もう1頭のディアドラ(牝5歳)も4着とがんばった。

 ほかではゴールデンシャヒーン(G1、ダート1200m、9頭)で牡5歳のマテラスカイが2着に入り、またドバイシーマクラシック(G1、芝2410m、8頭)ではヴィブロスの兄シュヴァルグラン(牡7歳)が2着、スワーヴリチャード(牡5歳)が3着。逃げる形になったレイデオロは最後失速して6着。

 

 日本では今日、阪神競馬場・芝2000メートルで大阪杯(G1)が行われ、G1馬8頭を含む14頭が参戦。超豪華メンバーが集まったなか、1番人気は昨年の有馬記念を制したブラストワンピース。

 レースは昨年の皐月賞エポカドーロがマイペースで逃げ、一昨年の菊花賞馬キセキが2番手で続く。ブラストワンピースは後方から。

 そのまま直線に入ると、キセキがエポカドーロを外から交わして先頭に立とうとするが、内からは一昨年の皐月賞アルアインが伸びてきて、さらにその内側から昨年のダービー馬ワグネリアンも末脚をのばし、大外からはブラストワンピースが追い込んでくるなど激戦となったが、先頭でゴールしたのはアルアインだった。キセキが2着。ブラストワンピースは6着。


2019 大阪杯

 アルアインディープインパクト産駒の牡5歳。一昨年の皐月賞に続く2度目のG1制覇。北村友一騎手はG1初制覇。

 

1着 アルアイン(北村友) 2着 キセキ 3着 ワグネリアン

4着 マカヒキ 5着 エアウィンザー