5月5日、３歳馬のマイルG１、NHKマイルカップが東京競馬場・芝1600メートルで行われ、牝馬３頭を含む18頭が参戦。
注目は桜花賞を圧倒的な強さで制した牝馬グランアレグリアが距離適性を考え、2400メートルのオークスではなく、牡馬が相手となるこのレースに参戦したこと。また、そのグランアレグリアを２歳のマイルG１、朝日杯で破っている皐月賞４着馬アドマイヤマーズも参戦し、両馬の２度目の対決となった。しかし、グランアレグリアが断然の１番人気で、アドマイヤマーズが２番人気。
レースは先行争いを制した牝馬イベリスがハイペースで引っ張り、グランアレグリアは先行勢を見ながら好位の内。アドマイヤマーズは中団の外。
最後の直線、逃げるイベリスをのみ込むように後続馬が一気に押し寄せ、大激戦となる。馬群の中で進路をなくしかけたグランアレグリアは外に出して抜け出しをはかるが、外からスムーズに伸びてきたアドマイヤマーズが接戦を制して１着ゴール。
アドマイヤマーズはダイワメジャー産駒。これで7戦5勝、マイル戦に限れば5戦5勝。
グランアレグリアは４位入線ながら、直線で斜行し５位入線のダノンチェイサーの走行を妨害したとして審議の結果、５着に降着。ルメール騎手は開催６日間の騎乗停止となり、ダービーにも騎乗できなくなる。ダービーでは断然の１番人気が予想される皐月賞馬サートゥルナーリアに騎乗予定だった。
