第82回菊花賞

 中央競馬クラシック三冠レースの最終戦、第82回菊花賞が改修工事中の京都競馬場にかわって42年ぶりに阪神競馬場の芝3000メートルで行われ、牝馬1頭を含む3歳馬18頭が参戦した。

 今年は皐月賞、ダービーの勝ち馬がいずれも出走せず、混戦模様だったが、レッドジェネシスが1番人気となった。

 レースは好スタートを切った4番人気のタイトルホルダーが果敢に先頭を奪うと、そのまま後続を離して逃げ、縦長の展開となった。有力馬は後方を追走。

 最初の千メートルを60秒ちょうどというマイペースで逃げたタイトルホルダーが先頭のまま2度目の4コーナーを回ると、最後の直線でも後続を突き放し、大接戦の2着争いを尻目に悠々と先頭でゴールイン。前走セントライト記念で1番人気ながら13着の惨敗から巻き返して最後の一冠を手にした。5馬身差の2着にはオーソクレース、3着には牝馬のディヴァインラヴが入る大健闘。


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 タイトルホルダーは2015年の二冠馬で今年8月に急死したドゥラメンテ産駒。通算8戦3勝。重賞は2勝目。亡き父が故障のため出走できなかった菊花賞で産駒として初のG1制覇となった。

 

1着タイトルホルダー(横山武) 2着オーソクレース 3着ディヴァインラヴ

4着ステラヴェローチェ 5着ディープモンスター