ちょうど1年ぶりで小山内裏公園に行ってきた。八王子市と町田市にまたがる多摩丘陵の公園である。
立ち枯れた杉が林立する大田切池。
尾根緑道(戦時中の戦車道路)でモズ♀。河津桜の枝に止まっていた。
最初に見つけた時はミミズらしきものを咥えていたのだが、落としたのか、食べたのか。
尾根緑道ではほかにエナガ、ヤマガラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、シロハラ、ジョウビタキ♀、キジバト、コゲラなど。あと猛禽のツミらしき鳥もいた。
公園の南側の林。会いたかったルリビタキのメス。
そばでイカルがよい声で啼いていたが、姿は見えず。
大田切池に戻ってきたら、モズ♂。
ジョウビタキ♀。
アカハラも姿を見せたが、そこに人が通って、すぐに姿を隠してしまった。なので、写真は撮れず。
再びルリビタキ♀。若♂の可能性もあるのかな? よく分からない。すぐに人間が立ち入れないサンクチュアリの奥へ姿を消す。
今ごろの季節、このような公園、緑地を歩いていて、林の中で降り積もった落ち葉をひっくり返すガサガサという音が聞こえると、足を止めて、正体を確認するということがよくある。キジバトやガビチョウだと、なーんだ、とちょっとガッカリ。シロハラだとまぁ、普通。アカハラだと、オッと思う。
今度のガサガサの正体は・・・。
なんとトラツグミだった。キジバトもそばにいて、なんだキジバトか、と思ったら、そばにもう一羽。それがトラツグミだった。
保護色で、じっとしていると、すぐに見失ってしまう。
トラツグミは北海道の屈斜路湖畔や東京・檜原村の都民の森であの不思議な声は聞いたことがあるが、野生の姿を見るのは初めてかもしれない。一度、北海道・十勝の広尾町でそれらしき鳥を見たことはあるけれど、確証はない。
これでルリ♂に会えれば、パーフェクトだったが、トラツグミという望外の出会いがあったので、満足できる鳥散歩だった。
(きょうの1曲)Ralph Vaughan Williams / Five Variants of 'Dives and Lazarus'