第82回桜花賞

 牝馬三冠レースの第一戦、桜花賞阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、3歳牝馬18頭が桜の女王の座をめざして出走した。

 1番人気は前哨戦・チューリップ賞を勝ったナミュール。2番人気は昨年の阪神JFを制した2歳サークルオブライフ。ただ、絶対的な有力馬とまではいえず、混戦模様といえた。

 レースは好スタートのカフジテトラゴンがそのまま逃げ、2番手にウォーターナビレラ、その後ろには馬群が一団となって続く。人気馬は中団の後ろ。

 そして、最後の直線、失速するカフジテトラゴンを交わしてウォーターナビレラが先頭に立つが、内からナムラクレアも並びかけてくる。しかし、ウォーターナビレラは先頭を譲らず、完全に抜け出したが、馬群をこじ開けるように抜け出してきた7番人気のスターズオンアースが猛然と追い込んできてゴール寸前で差し切った。

 武幸四郎調教師(弟)・武豊騎手(兄)のタッグでG1制覇を目指したウォーターナビレラは最後の一瞬で勝利を逃した。1番人気ナミュールは10着に敗れる。


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 スターズオンアースはドゥラメンテ産駒。ここまで5戦1勝ながら、すべて3着以内で、過去2戦はフェアリーS、クイーンCとG3をいずれも2着と好走しており、通算2勝目がG1での重賞初勝利となった。

 

1着スターズオンアース(川田) 2着ウォーターナビレラ 3着ナムラクレア

4着サークルオブライフ 5着ピンハイ

 以上5着までがオークスの優先出走権獲得。